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テストでアップしてみたいと思います。

続きから…見れるといいですけど…大丈夫かな(汗)
日/和で太曽です。


日輪のうた。


「曽良、ごめんな、急にそっちいけなくなって」
「いえ」
「散らかってるだろ?適当に片付けて座って」
「…あの」
「待っててね、今お茶出すから」
「摂政」
「玄米茶と緑茶とどっちがい……ゲッホゲッホオアマァ!!」
「おとなしく寝てたらどうです」

今日、摂政は僕の家に来る予定だった。
適当に片付けなどを済ませて、後は摂政の到着を待つのみ、となったところで、電話が鳴った。
『ごめん曽良…あのさゲホゲホ』
「…風邪ですか」
『うん…』
「薬は?」
『飲んでない。はやく曽良の家に行こうと思って支度してたら急に…』
「無理しないでください。今日は布団でゆっくり寝たらどうです」
『でも…』
「悪化しても困るでしょう。会うのはまた今度でいいですから」
『でも、私…』
「摂政?」
『曽良に会いたい』

その一言に、僕は思わず甘えてしまった。
会いたい、と言われたら胸がきゅ、と音を立てて、顔が熱を持った。
でも、無理をさせるわけにはいかない。
だから僕は摂政の家に行くことにした。
…それが現在に至るわけなのだが。

「摂政、休んでてください」
「だってさ、せっかく曽良が来たのに…」
「いいんです。なにも、しなくても」
貴方に会えさえすれば。
続く言葉を、僕は飲み込んだ。
――我侭だろうか。
そう思うと、いつも思ったことを口に出せない。
今日も、その繰り返しの輪廻の中。
開きかけた口を閉じて、行き場の無くなった視線を、とりあえず手に持った本に移す。
摂政はしばらく黙っていて、それから毛布を引きずりながら歩み寄ってきた。
「曽良」
声がしたかと思うと、毛布と摂政の腕が、僕を包み込んだ。
「私も、曽良に会えさえすれば、それでいいよ」
「――…」
ああ、
この人は、いつも僕の言いたいことを先に言う。
わかってしまうのだろうか。
心の内を読み取られているのだろうか。
そうであってもおかしくない。
この人は、
人間を、超越している気がする。
唯の僕の戯言だけれど、
この人は何でもできてしまう。
そんな気がする。
回された腕を、ぎゅ、と握る。
すると、摂政は頬を寄せてきた。
それだけで、僕の心臓は限界を訴える。
何時の間にこんなに弱いものになってしまったのか。
今にも破裂しそうな、僕の命。
「摂政」
破裂したところで、
悔いはない気がする。
この人を想って、この人の所為で、僕がどうなろうと、
僕はそれだけで幸せなんだと思う。
「曽良」
耳元で、愛しい、声。
「摂政」
「呼んで」
名前。
く、と首の向きを変えると、短い黒髪に頬が埋まった。
「たいし」
あたたかい、おひさまの、かおり。
そうだ、
かれは、おひさま。
だって、
彼が触れたところは、熱を持つから。
「ごめんね」
風邪、移っちゃうかも。
太子は困ったように笑いながら言った。
それでもいいな、と思った。
理由は、
前途の通り。




も、もう…こんな感じでこれからやっていきたい、な…と…(汗)
こんな感じですが、よろしくお願いします(><)
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