3月15日、ブログ
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テストでアップしてみたいと思います。
続きから…見れるといいですけど…大丈夫かな(汗) 日/和で太曽です。 日輪のうた。 「曽良、ごめんな、急にそっちいけなくなって」 「いえ」 「散らかってるだろ?適当に片付けて座って」 「…あの」 「待っててね、今お茶出すから」 「摂政」 「玄米茶と緑茶とどっちがい……ゲッホゲッホオアマァ!!」 「おとなしく寝てたらどうです」 今日、摂政は僕の家に来る予定だった。 適当に片付けなどを済ませて、後は摂政の到着を待つのみ、となったところで、電話が鳴った。 『ごめん曽良…あのさゲホゲホ』 「…風邪ですか」 『うん…』 「薬は?」 『飲んでない。はやく曽良の家に行こうと思って支度してたら急に…』 「無理しないでください。今日は布団でゆっくり寝たらどうです」 『でも…』 「悪化しても困るでしょう。会うのはまた今度でいいですから」 『でも、私…』 「摂政?」 『曽良に会いたい』 その一言に、僕は思わず甘えてしまった。 会いたい、と言われたら胸がきゅ、と音を立てて、顔が熱を持った。 でも、無理をさせるわけにはいかない。 だから僕は摂政の家に行くことにした。 …それが現在に至るわけなのだが。 「摂政、休んでてください」 「だってさ、せっかく曽良が来たのに…」 「いいんです。なにも、しなくても」 貴方に会えさえすれば。 続く言葉を、僕は飲み込んだ。 ――我侭だろうか。 そう思うと、いつも思ったことを口に出せない。 今日も、その繰り返しの輪廻の中。 開きかけた口を閉じて、行き場の無くなった視線を、とりあえず手に持った本に移す。 摂政はしばらく黙っていて、それから毛布を引きずりながら歩み寄ってきた。 「曽良」 声がしたかと思うと、毛布と摂政の腕が、僕を包み込んだ。 「私も、曽良に会えさえすれば、それでいいよ」 「――…」 ああ、 この人は、いつも僕の言いたいことを先に言う。 わかってしまうのだろうか。 心の内を読み取られているのだろうか。 そうであってもおかしくない。 この人は、 人間を、超越している気がする。 唯の僕の戯言だけれど、 この人は何でもできてしまう。 そんな気がする。 回された腕を、ぎゅ、と握る。 すると、摂政は頬を寄せてきた。 それだけで、僕の心臓は限界を訴える。 何時の間にこんなに弱いものになってしまったのか。 今にも破裂しそうな、僕の命。 「摂政」 破裂したところで、 悔いはない気がする。 この人を想って、この人の所為で、僕がどうなろうと、 僕はそれだけで幸せなんだと思う。 「曽良」 耳元で、愛しい、声。 「摂政」 「呼んで」 名前。 く、と首の向きを変えると、短い黒髪に頬が埋まった。 「たいし」 あたたかい、おひさまの、かおり。 そうだ、 かれは、おひさま。 だって、 彼が触れたところは、熱を持つから。 「ごめんね」 風邪、移っちゃうかも。 太子は困ったように笑いながら言った。 それでもいいな、と思った。 理由は、 前途の通り。 も、もう…こんな感じでこれからやっていきたい、な…と…(汗) こんな感じですが、よろしくお願いします(><) PR |
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