これがばっつの日のってことで^p^←
続きから、病院パロ風味のばつ→てぃ→すこ おまけでくじゃじたの小説です。
ばつてぃの予定がすこーるさんの登場でいろいろ崩れたwww
すこーるさんがいるとウチのてぃーだはそっちに行ってしまう傾向があるww
でわでわ、続きからどうぞw
病院の入口を入ってまっすぐ伸びる廊下を歩く。
しばらくすると、角に扉が現れ、オレはそれを開く。
「こんちはッス~」
「お、ティーダ!久しぶりだな!」
清潔なカーテンの向こうから顔を出したのは、整形外科医のバッツ。
いつもは診察室にいるはずなのだが、たまにこっちにくる。
そう。
ここはリハビリ室。
部活でちょっとドジったオレは、しばらくここにお世話になることになった。
電気流したり温めたり体操したり、初めてのことばっかだったけど、慣れてくると意外と楽しい。
「今日は診察室じゃないのか?」
「ああ。あっちは今スコールがやってる。こっちの方がお客さんが多くてさ」
スコールとは、もう一人の整形外科医だ。
バッツと違っていかにもお医者さん、って感じの人で、確かにちょっと話しにくいけど、
会えるかもってちょっと期待してた。
怖い顔して案外優しいところもあるから、オレはスコールが好き。
そんなん言ったらバッツがへそ曲げるから言わないけど。
「じゃ、こっち空いてるから体操からやるか」
バッツがオレの手からカードを受け取って笑う。
やっぱスコールとは違ってバッツは同級生みたいだ。
一緒にいると落ち着ける。
これは言ってやれば喜ぶだろうけど、恥ずかしくて言えたもんじゃない。
オレは適当な返事をして、並べられたソファに脚を伸ばして座った。
「ほい、じゃあ前からね。いち、にぃ、さん……」
背中を押しながら、バッツが数を数える。
毎回思うが、なんだか子供に戻ったみたいだ。
「ティーダはまだ子供だろ」
「ちょ、なんで考えてること…!?」
「あ、当たり?やっぱりなぁ…しち、はち」
笑って、すぐに数を数えるのに戻る。
バッツは、たまにちょっとムカつく。
ムキになってもまたバカにされるだろうから、オレは黙って体操に集中する。
そうしていると、新しい患者さんがリハビリ室に入ってきた。
「逢いにきたよ、ジタン」
「はいはいリハビリね、はいはい」
長い銀髪をたたえたそいつは、ここで働く看護師のジタン(確か、オレより年下)に向かって気障なセリフを吐いたが、ジタンは慣れているのか、軽くスルーする。
「バッツ、あれってさ」
「ああ、ジタンの兄貴だよ。何か怪我したみたいでさ――はい、次足裏合わせて――いち、にぃ――毎日来てはああやってんだ。面白いぞ」
「ジタンって兄貴いたんスね」
「オレも最初ビビったんだ。似てないだろ?」
言い終わるくらいに、ちょうどオレの体操が終わる。
「じゃあ電気いこうか」
ぽんぽん、と背中を叩かれる。
オレだって毎日来てるんだから、やることくらい覚えてるって。
何だか子供扱いされてるみたいでちょっと悔しい。
移動して、電気を流す機械の前の椅子に腰かける。
ふと横を見ると、
「僕のために働いてくれるとは感激だね。今日も純白の羽の中でキミとの逢瀬を楽しみにしているよ」
「電気はいりまーす」
「いたたたたちょっと強すぎるよジタン」
「電気強いところないですかー」
「だから痛いって!!」
「ジタン、仮にも患者さんなんだぞー?」
「わかってるよ。――バッツ、温めるのよろしくー。ドロドロに溶けた銅とかでいいからさ」
「キミは僕を殺す気かい?」
「弟の歪んだ愛情表現だろ。――ほら」
「誰がいつ愛情表現したよ?」
「そうだったのかい…すまない、ジタン、僕は――」
「ウザいっ!!!!!」
なんとも賑やかなリハビリ室だ。
何だかんだいって笑いを必死にこらえてるオレのところに、バッツが来る。
「なー?面白いだろ」
「ジタン、アレが素顔ッスよね」
「そうそ、何だかんだいって兄ちゃん大好きっ子なんだよ」
言ってる間にバッツは慣れた手つきで吸盤をオレの首から肩にかけて取り付けた。
「電気はいるぞー」
ちょっとずつ電気が流れてくるのがわかる。
いつもはちょうどいいところで声をかけるのだが、バッツはその前に止めて次のダイヤルに手をかける。
ちょうどいいところで電気の強さを止めて、だ。
「バッツさ、オレのこのリハビリ担当するの――」
「初めてだぜ?」
「何でなにも聞かないでわかるッスか?」
「ティーダのことなら何でもわかるの」
「何それ」
「そういうことなの。――じゃ、何かあったら呼んでなー」
言い残して、バッツは他の所に行ってしまった。
特に不都合が起こることもないので、オレは何も考えずにぼうっとしていた。
すると、横の扉が開いて、誰かが入ってきた。
反射的にそちらを見る。
「――スコール!」
「ティーダか…怪我の具合はどうだ?」
「すんごく良くなったッスよ!もう痛くないし!」
「そうか。…あまり無理するなよ」
大きな手がオレの頭をなでる。
それだけで、なんだか、ちょっと嬉しい。
子供扱いされてるように聞こえるのに、素直に返事をしたくなる。
「はいそこイチャイチャしない!」
いつの間にか戻ってきたバッツがスコールの頭に手刀を喰らわす。
「…バッツか」
「バッツだよ。温め持ってくるだけなんだから、すぐ戻ってくるっつーの」
「べ、別にイチャイチャとか…っ!」
「あーーーっ!ティーダ顔赤っ!!お前だなスコール!スコ菌移しやがって!!!」
「スコ菌ってなんだ」
正直、この二人は仲がいいのか悪いのかよくわからない。
はたから見れば喧嘩ばかりのようだが、オレにはじゃれてるようにも見える。
見てると飽きないから、オレはいいんだけど。
「――よし、ティーダ、今日オレん家泊まりな」
「…へ?」
「待て、バッツ」
「待たない!もう決めた!!」
「待つッス!!だってオレ、宿題とか――」
「オレが教えてやるよそんなもん!な、な?決まり!」
前言撤回!!
たまにオレにとばっちりがくるからすんごく嫌だ!!
結局どこに帰着したかったんだかwww
私自身が現在リハビリに通っていまして、その時に思いついたネタです(笑
ティーダとクジャ、何の怪我だか不明だなww
温かい目で見てやってください←
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