今日は公欠でした(といっても校地内でしたが(笑))
しかしやることがなく、予習したり絵を描いたりしてましたww
そして詩音ちゃんと遊ぶというww←
私の日常はさておき、
3000hitありがとうございます…!!
本当に感謝感激です…!!もうみなさん大好きでs(ry)
フリーとか全然なくてすいませんorz
よろしければフリリク受け付けますので、お気軽にリクエストどうぞ!!
最近は詩音ちゃんとリレー小説のようなものを書きました!
それで、できたものを続きに載せましたw
日/和で閻×鬼です
ギャグ→シリアス→ほのぼの、みたいな(笑)←
「あんたは調子に乗らなくていいです」
「何、今日はツンなの鬼男くん!!閻魔悲しい☆」
「ぶっ刺しますよ」
「ひい!ゴメンナサイ!!」
ある日の閻魔庁。
いつもの調子で仕事をしようとしない閻魔に、鬼男の辛辣な言葉が投げられる。
「ほら、はやく仕事してください。鬼×ゴメに浮気しますよ」
「仕事するから浮気せんといて!!鬼男くん!愛してるからーー!!」
ていうか鬼×ゴメとか何言ってんの!?と閻魔が騒ぐ。
果たしてどこで覚えてきたのやら。
「もう、仕方のない人だ」
「鬼男くん…ww」
鬼男は書類の束を本棚に片付けてひとつ息を吐く。
「善ゴメスで我慢してあげましょう」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!鬼男くんオレにしてぇぇぇぇぇぇ!!」
思わず椅子から立ち上がって縋りつく。
正直、どんな辛辣な言葉より彼が自分の元からいなくなるのが怖い。
いつもなら、それこそここで「わかりましたよ」と鬼男が折れてくれていた。
しかし、今日は空気が違って。
口を開かない鬼男の顔を、閻魔は覗き込んだ。
その表情は、とても哀しいもので。
「…僕はきっとあなたより先に死にます」
「…!」
発せられた言葉は全身を強く打った。
言葉なんて出てこなくなって。
押しつぶされたような圧迫感が襲ってくる。
鬼男くんが、
死ぬ。
自分の元から去ってしまう。
「宝物は必要最低限でいいんです」
「鬼男くん…」
そんなことはずっと前からわかっていた。
冥府にいる、あるいは来る魂より、十王の魂の寿命は遥かに永い。
いずれ、失ってしまう。
冥府から、旅立ってしまう。
だから今まで宝物なんて必要最低限どころか、ひとつもなくて。
でも。
そんな白黒の時間の中で見つけた、
「オレのたったひとつの宝物が君だとしても?」
君と出会ってからは、この時間が意味を色を中身を持って。
いつしかオレは、君がいないと生きれなくなった。
「僕には荷が重過ぎますよ」
「確かに君は獄卒で、オレは十王の一人だよ。でも…」
青い瞳を、まっすぐに見つめる。
憂いを帯びたその瞳は、こちらを見つめ返してはくれなかったけれど。
「オレには…そんなの関係ない」
離れたくない、放したくないと、鬼男くんの腕を掴もうとする。
しかし、それは強く振り払われた。
「あなたなら僕なんかより、もっとふさわしい方をみつけられますよ!」
「君の他に誰がいるっていうんだ!!」
君以外の誰がオレの仕事を手伝えるの。
君以外の誰がオレの暴走を止められるの。
君以外の誰がオレの存在に意味をくれるの。
全ての想いをこめて叫んだが、鬼男の耳には届かなかった。
代わりに、彼は悲しそうに微笑む。
「…このあいだ、天国の女性といい感じだったじゃないですか」
今度はすぐに彼の言いたいことがわかった。
「あれは違う!あの人は――」
「花束なんか渡して、笑いながら肩並べて…」
鬼男の表情が苦渋の色に染まっていく。
思い出したくない。
自分だけの王じゃない。
そんなのとうにわかっていたはずなのに。
心のどこかで自分だけが特別なんだと思ってしまっていたようで。
息が詰まって、胸が苦しくなって。
絶対口には出さないけれど、僕は大王の曇りのない笑顔が好きで。
その優しい笑顔を、僕に向けてくれたとき、
この笑顔が自分だけのものなんて思ってしまいそうで。
大王の笑顔が他の人に向けられるのが嫌で、そう思う自分が嫌だった。
「誤解だ、頼む、鬼男くん…話を――」
「言い訳なんかっ…!!」
違う。
違う。
大王の所為じゃない。
言い訳なんかじゃないんだろう。
でも、それを言葉を聞くのがひどく怖くて。
耳を、塞ごうとした。
「鬼男くん!!」
しかし、その腕は大王に掴まれて止められた。
真剣な瞳に見つめられ、思わず目を逸らす。
「…あの方は、あなたのなんなんですか」
零れ落ちた問いに、鬼男は自分でも驚いた。
これは、独占欲から出た問いな気がして。
大王は冥府の王で、自分はただの獄卒なのに。
まるで、恋人のような感情をぶつけた。
最初は思いっきり退いていたけれど、いつしか与えられる愛が心地よくなっていて。
それを、手放したくなかった。
「あれは…オレが、オレたち十王が救えなかった男の人の恋人だよ」
意を決したように、閻魔が口を開いた。
紅い瞳が悲しみを帯びる。
「十王が、救えなかった?」
言葉を漏らすと、閻魔は窓の外に視線を投げた。
天国と地獄に向かう扉と、それ以外のどこかへと繋がると聞かされている門。
門には厳重な鎖と鍵がかけられていた。
「十王は魂を天国か地獄に導くことで救済をするんだ。魂が餓鬼道とかに持って行かれないために。」
地獄だって、苦しいのに変わりはないけれど。
罪を償えば再び輪廻の輪に乗れる。
「なのに、あの人は…」
「…」
救えなかった魂が、鮮明にその光を見せる。
記憶から消したいと願っても、きっと消えない。
これは、十王に与えられた罰だから。
死者を忘れてはならない。魂を救わなければならない。
「あの花束は十王からお詫びをこめて…彼女の恋人も、渡してくれって言ってたから」
いくらお詫びをしても足りないだろう。
しかし、魂を取り返すこともできなくて。
せめて、魂が残した願いを叶えてあげようと。
「そう、だったんですか…すみません、僕は…」
勝手に思い込んで、勝手に苦しんで。
辛いことを思い出させてしまって。
「いいんだよ、鬼男くん。ごめんね。誤解させるようなことして」
「あなたが謝ることじゃないですよ。僕が勝手に思い違いをしたまでです」
嗚呼、なんて恥ずかしいことを。
秘書として、大王を支えるべきなのに。
俯いていると、背中に腕が回された。
温かい体温が体を包む。
「何があっても、オレが愛してるのは、鬼男くんだけだからね」
耳元で囁かれて、その声に脳が溶かされていく。
やはりその愛は心地よくて。
「…はい」
どうか、僕だけに向けていてほしくなった。
「(あ、デレ期?)」
「なににやにやしてるんです?」
「え!?いや、何でもないよ?あはは…」
「変な汗出てますけど?」
「これはあれだよ、鬼男くんを想うあまり…」
「まさかまた変な妄想でもしてたんじゃ…!」
「してないよ!!素直な鬼男くんが可愛いなあって思っただけで……あ!」
「…もうっ、知りませんっ」
「あ、ちょ、鬼男くん!」
ひとつの試練を乗り越えた二人は、またさらに絆を深めました。
けれどもこれは、まだ始まりでしかなかったのです…
閻魔→焦
鬼男くん→詩音ちゃん
でセリフを担当いたしました。
地の文は私が付け足しましたが、最後のは詩音ちゃんが書きましたw
てかこれは続くのか!?
でも面白いので、またよろしくね詩音ちゃんww←
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